ShopifyでFacebook PixelをGoogleタグマネージャーで設定する方法

この記事ではShopifyで運営中のECサイトでFacebook広告のFacebook Pixelを設定する方法を紹介します。今回はGoogleタグマネージャーを利用してFacebook PixelをShopifyに導入します。

Googleタグマネージャーを利用するメリットは広告タグの管理が簡単になることです。また、Googleタグマネージャー用のShopifyアプリを活用することで、広告配信に有用なデータを収集することもできます。

GoogleタグマネージャーでのFacebook Pixel設定方法

Facebook広告のFacebook Pixelを設定する方法は以下があります。

Facebook広告が収集できるデータを考えると、1番と2番がおすすめの方法になります。
1番や2番の方法は設定が簡単で様々なアクセスデータをFacebookが収集できるため、広告配信をする上でメリットがあります。

  1. Googleタグマネージャー用Shopifyアプリを利用する方法
  2. 本記事で紹介するGoogleタグマネージャーで手動設定する方法
  3. Facebookチャネル(ShopifyのFacebook)アプリを利用する方法

 

Shopifyアプリを利用する方法

弊社では「App Unity  Unity Tracking - 広告・GA4計測連携」というShopifyアプリを提供しています。

Googleタグマネージャーを簡単に設定するためのShopifyアプリを利用すれば、簡単にFacebook Pixelの導入を終えられます。また、Google広告やYahoo!広告、Googleアナリティクスの設定も一括で行えるため、作業時間の短縮になります。

広告タグをShopifyに設置するためにGoogleタグマネージャーで設定したり、テーマを編集するのは面倒です。

アプリ費用は発生しますが、「作業時間の短縮」・「広告配信に重要なデータ収集の効率化」の上でGoogleタグマネージャー用Shopifyアプリはおすすめです。

App Unity Tracking - 広告・GA4計測連携 Shopify App Store

App Unity Tracking - 広告・GA4計測連携
App Unity Trackingは、Shopifyでのデータ収集とGoogleタグマネージャーの設定を簡単にするアプリです。ShopifyのECサイトのGoogleタグマネージャーの設定を簡略化し、Googleアナリティクスや各広告サービスにおけるデータ収集をサポートします。

Googleタグマネージャー用Shopifyアプリでは、初期設定完了後に以下のようなタグを自動設定することができます。

App Unity Trackingで自動設定されるFacebook Pixelタグ一覧

手動設定方法

 

ShopifyでGoogleタグマネージャーを導入する方法

ShopifyにGoogleタグマネージャーを設置していない方は、以下の記事を参考にGoogleタグマネージャーの設置をお願いします。

ShopifyでGoogleタグマネージャーを10分で設定する方法
この記事ではShopifyでGoogleタグマネージャー(Google Tag Manager, GTM)を10分で設定する方法を2つ紹介します。
1.Shopifyのテーマのコードを編集する方法、2.Shopifyのアプリを利用する方法。注意点としては関係のないコードを編集しないようにお気をつけください。心配な方は2番目の方法であるShopifyアプリの利用をご検討ください。

 

Facebook Pixelを作成

ここからは手動設定する方法をご紹介します。作成手順が長いため、動画も参考にしてみてください。

また、タグマネージャーを利用する場合はタグマネージャー用のShopifyアプリの利用がおすすめです。

まずはFacebook Pixelを作成します。

Facebookビジネス設定に移動し、ご自身のアカウントを選択してください。

アカウントを選択後、以下のような画面が表示されますので、「追加」を選択します。

Facebookビジネス設定でピクセルを追加

ピクセル名とURLを入力し、「次へ」を選択します。

Facebook Pixelの名前とURL入力画面

「ピクセルを今すぐ設定」を選択します。

Facebook Pixelの今すぐ設定画面

「手動でピクセルコードをウェブサイトに追加」をクリックします。

Facebook Pixelコードの手動追加選択画面

Facebook Pixelのコードが作成されるため、コピーします。
次のステップで利用するのは「fbq('init', 'XXXXXX');」の「XXXXXX」の数字の部分です。

例えば、「fbq('init', '161784896037110');」なら「161784896037110」を次のステップで利用します。

Facebook PixelのIDコード確認画面

Facebook PixelにPageViewイベントを送信

タグマネージャーに移動し、タグページで「新規」を選択します。

Googleタグマネージャーの新規タグ作成

鉛筆マークなどをクリックします。

Googleタグマネージャーのタグ設定

タグタイプを選択する画面で、「コミュニティテンプレートギャラリー」を選択します。

Googleタグマネージャーのコミュニティテンプレートギャラリー

「Facebook」と検索し、「Facebook Pixel(作成者 facebookincubator)」を選択します。

Facebook Pixelテンプレートの選択

「ワークスペースに追加」を選択します。

Facebook Pixelテンプレートをワークスペースに追加 Facebook Pixelテンプレート追加確認

次に先程コピーしたFacebook Pixel IDを入力します。

Facebook Pixel ID入力画面

次はトリガーを設定します。「All Pages」トリガーを選択し、名前を「Facebook Pixel – PageView – All Pages」にします。

Facebook Pixel PageViewトリガー設定 Facebook Pixel PageViewトリガー詳細設定

最後にタグの名前を「Facebook Pixel – PageView – All Pages」などと設定し、「保存」をクリックします。
これでFacebook PixelにPageViewイベントが飛ぶようになります。

Facebook Pixel PageViewタグ保存

Facebook PixelにPurchaseイベントを送信

次はユーザーの購入が完了した際にPurchaseイベントをFacebookに飛ばすように設定します。

同様にタグを追加します。

Facebook Pixel Purchase新規タグ作成 Facebook Pixel Purchaseタグ設定開始

Facebook Pixel IDを入力し、Standardの部分をPurchaseに設定します。

Facebook Pixel PurchaseイベントID設定

トリガーは「ページビュー」、名前は「Facebook Pixel – Purchase」にします。

Facebook Pixel Purchaseトリガー設定

「一部のページビュー」を選択し、Page URLで「正規表現に一致」で値を「.*/checkouts/.*/thank_you」にします。これはShopifyの注文完了ページの正規表現です。

Facebook Pixel Purchase正規表現設定

タグの名前を「Facebook Pixel – Purchase」にし、「保存」をクリックします。

Facebook Pixel Purchaseタグ保存

以上でFacebook Pixelの基本的な設定は完了になります。

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